作成者:Will Tucker
Macで画面の一部を録画する方法(StreamYard、Loom、OBSの使い分けも解説)
最終更新日: 2026-01-09
多くの方にとって、Mac画面の一部を録画する最もシンプルな方法は、macOS標準のスクリーンショットツールバー(Shift–Command–5)を使い、**「選択部分を収録」**を選ぶことです。再利用や共有、複数プラットフォームでのブランド化が必要なプレゼンター主導の画面録画なら、StreamYardで全画面やウィンドウを録画し、後からトリミングや再編集する方が通常は効率的です。
要約
- Shift–Command–5でスクリーンショットツールバーを開き、**「選択部分を収録」**を選択すると、インストール不要でMac標準の録画が可能です。(Apple Support)
- 再利用を前提としたウォークスルーやデモはStreamYardで録画すると、レイアウトやオーバーレイ、マルチトラック録画が後編集に便利です。(StreamYard pricing)
- カスタムエリアの非同期クリップが必要なら、Loomのデスクトップアプリ(特定の有料/教育/エンタープライズプラン)でドラッグして範囲選択ができます。(Loom support)
- 高度な制御や大容量のローカル録画にはOBS Studioが最適。ソースのトリミングやシーン構築が可能ですが、設定はやや複雑です。(OBS Studio)
Mac標準ツールで画面の一部を録画する方法は?
画面の一部だけをきれいに録画したい、かつ何もインストールしたくない場合は、macOS標準のスクリーンショットアプリを使いましょう。
ステップ1:スクリーンショットツールバーを開く
MacでShift–Command–5を押すと、スクリーンショットや画面録画のオプションが表示されます。(Apple Mac Help)
ステップ2:「選択部分を収録」を選ぶ
ツールバーで、角に丸が付いた点線の四角アイコン(選択部分を収録)をクリックします。macOSではこの四角の枠をドラッグして、録画したい範囲を正確に指定できます。(Apple Support)
ステップ3:オプション(音声、保存先など)を調整
ツールバーのオプションをクリックして、
- ファイルの保存先
- マウスクリックの表示有無
- マイクからの音声録音(ナレーション付きデモに便利) を選択できます。
ステップ4:録画開始・停止
収録をクリックして録画開始。終了時はメニューバーの小さな停止ボタンをクリックします。録画後、画面隅にサムネイルが表示され、クリックでプレビューやトリミング、保存が可能です。
古いmacOSや好みに応じて、QuickTime Playerでも範囲指定録画が可能です。新規画面収録を開始し、範囲をドラッグして選択、収録開始をクリックします。(Apple Support)
この標準機能は、単発のクリップだけが必要で、ブランド化やレイアウト、複数参加者の設定が不要な場合に最適です。
StreamYardがMac標準録画より適しているのはどんな時?
macOSのツールは素早い録画に便利ですが、次のような場合には不向きです:
- プレゼン中に自分もカメラに映りたい
- 複数画面やゲストを含むライブ風レイアウトが必要
- 録画をYouTubeやショート動画、社内研修など様々な形式で再利用したい
こうした場合、StreamYardスタジオでの録画が効果を発揮します。
StreamYardでは:
- 画面共有(全画面、アプリウィンドウ、Chromeタブ)ができ、カメラ映像とレイアウトを組み合わせて表示できます。(StreamYard screen sharing)
- 画面音声とマイク音声を別々に制御でき、デモが大音量でも自分の声がクリアに残せます。
- ローカルマルチトラック録画で、参加者ごとに個別ファイルを取得でき、編集が容易です。(Local recording overview)
- オーバーレイ、ロゴ、テロップを録画中に使え、仕上がりがそのまま番組のように。
- 横長・縦長出力を同じセッションから切り替え可能で、縦型クリップへの再利用にも最適。
- プレゼンターノートを自分だけに表示でき、台本を見ながら録画しても映像に映りません。
日本の一般的なMacユーザー(ノートPCでチーム向けプレゼンやチュートリアル作成など)にとって、StreamYardで録画すると「すぐ公開できる」素材が得られ、編集や装飾の手間が減ります。
StreamYardで画面の一部だけを録画できる?
現時点で、StreamYardのデスクトップ画面共有ダイアログには次の3つの選択肢があります:
- 全画面
- アプリケーションウィンドウ
- Chromeタブ (StreamYard screen sharing)
macOSのスクリーンショットやLoomのような「範囲をドラッグして指定」する機能はありませんが、実際のワークフロー上は問題ありません:
- 特定のツールにフォーカスしたい場合は、そのアプリウィンドウのみを共有します。
- ブラウザ上のコンテンツなら単一のChromeタブを共有すれば、他の画面は映らず、Macではタブ音声も共有できます。(Background audio guide)
- どうしても非長方形の範囲が必要な場合は、StreamYardで録画後、エディタでトリミングすればOK。StreamYardのレイアウトやオーバーレイ、ゲストトラックはそのまま活かせます。
多くのチームにとって、ウィンドウやタブの選択だけで「この範囲だけ録画」を実現でき、しかもスタジオ機能が使えます。
LoomでMac画面の一部を録画するには?
素早い非同期クリップ(進捗報告、レビュー、バグ報告など)を作るなら、Loomが人気です。
Mac版Loomのデスクトップアプリでは、カスタムサイズモードがあり、ドラッグで画面の特定範囲を指定して録画できます。この機能はBusiness、Business + AI、Education、Enterpriseプランで利用可能で、最小サイズは251×251ピクセルです。(Loom custom size guide)
注意点:
- LoomのStarter(無料)プランは短いクリップに特化し、標準の画面録画は5分まで、1人あたり25本まで保存可能です。(Loom pricing)
- カスタムエリア録画は上位プランのみ。大規模チームだとユーザーごとの課金がStreamYardのようなワークスペース課金型より割高になる場合も。(Loom pricing)
Loomが活躍するのは、主に個人の非同期メッセージや即時リンク共有、軽い編集が中心の場合です。複数参加者・プレゼンター主導のセッションを再利用したい場合は、メインスタジオをStreamYardに集約し、Loomは補助的に使うチームも多いです。
OBS StudioでmacOSの画面の一部だけを録画するには?
OBS Studioは高機能かつ無料のデスクトップアプリで、ビデオ録画やライブ配信に最適です。特に長時間の画面録画やゲーム配信で人気があります。(OBS Studio)
Mac版OBSにはmacOSスクリーンショットのような「選択範囲」ボタンはありませんが、同じ効果を得る方法は2つあります:
-
ディスプレイまたはウィンドウキャプチャを追加し、トリミングする
- ディスプレイキャプチャ(全画面)またはウィンドウキャプチャ(アプリ単位)を追加。
- プレビュー画面でOption(Alt)キーを押しながらソースの端をドラッグして、録画したい範囲にトリミング。(OBS overview)
-
Crop/Padフィルターで数値指定
- ソースを右クリック→フィルター→Crop/Padエフェクトを追加。
- 左右上下のピクセル数を入力して録画範囲を指定。(OBS reference)
OBSはフォーマットやエンコーダーの詳細設定が可能ですが、その分、設定やCPU/GPU負荷、ローカル保存の管理も必要です。非技術系のプレゼンターには、日常的なデモ用途ならブラウザベースのStreamYardの方が手軽で、OBSは本格的な制御が必要な時だけ使うケースが多いです。
Mac画面の一部録画、どの方法を選ぶべき?
実際の利用シーンに合わせて選びましょう。
1. 単発クリップを素早く録画(インストール不要)
**macOSスクリーンショット(Shift–Command–5 → 選択部分を収録)**が最速・手軽・プライベートです。
2. 複数チャンネルで再利用するプレゼンター主導デモ
StreamYardで録画:
- 全画面でなくウィンドウやタブを共有
- カメラON、オーバーレイやレイアウトも追加
- マルチトラック録画で後からトリミングやリフレーム、リミックスも自由
3. チーム向けの非同期フィードバッククリップ
Loomは範囲ドラッグや即時リンク共有がワークフローの中心で、ユーザー単位課金に納得できる場合におすすめ。
4. 高性能Macで長時間・技術系録画
OBS Studioはコーデックやビットレート、レイアウトを細かく調整したい場合や、設定に時間をかけられる時に。
実際には多くのチームがツールを併用しています。macOSスクリーンショットで素早く録画、Loomで短い非同期アップデート、OBSで高精度な録画、そして**「重要な」画面録画**(ウェビナー、ローンチ、ワークショップ、定期デモ)はStreamYardで一元管理し、ブランド化・高品質・再利用性を確保するのが一般的です。
おすすめの使い分け
- macOSスクリーンショットは、画面の一部を素早くローカル録画したい時の第一選択。
- StreamYardは、プレゼンター主導・複数参加者・公開や再利用前提の録画に。
- Loomは、カスタム範囲の非同期クリップや即時リンク共有が必要な時の補助ツールとして。
- OBS Studioは、技術的な細かい制御が本当に必要で、複雑さを管理できる場合のみ使いましょう。