作成者:Will Tucker
画面録画時に音声を別々に録音する方法(ストレスなく実現するコツ)
最終更新日: 2026-01-15
日本国内の多くの方にとって、画面録画時に音声を別々に録音する最も簡単な方法は、StreamYardのローカル録画および個別音声機能を使うことです。これにより、複雑な設定なしで各参加者ごとにクリアな音声ファイルが得られます。1台のパソコンでソースごと(例:ゲーム+マイク)のトラックを1つのファイルにまとめたい場合は、OBSでマルチトラック録音を設定すれば快適に使えます。
概要
- プレゼンター主導の画面録画と各参加者ごとの音声分離が必要な場合は、StreamYardを使いましょう(ブラウザスタジオだけで完結)。
- 1台のPCで複数音声トラックを細かく制御したい場合や設定に慣れているならOBSが最適です。
- Loomは、素早く画面共有したいだけで音声分離にこだわらない場合に便利です(基本的に音声はミックスされます)。
- 音声を分けて録音する最大のメリットは編集のしやすさ。声やソースごとにトラックが分かれていれば、ミュートや音量調整、修復も他に影響せず行えます。
画面録画時に音声を分けて録音する理由は?
素晴らしいデモの最中に誰かが咳き込んだり、犬が吠えたりした経験があるなら、その理由はすでにご存知でしょう。
音声を分けて録音することで、
- 1人だけのノイズをミュート・音量調整でき、他の音声には影響しません。
- マイクとシステム音声でEQやコンプレッサーを別々に適用できます。
- 1人のトラックだけを差し替えたり再録音したりでき、全体を録り直す必要がありません。
実際には「音声分離」には2つの主なパターンがあります:
- 参加者ごとのファイル – 参加者1人につき1つの音声ファイル(リモートインタビューやポッドキャスト、パネルデモに最適)。
- ソースごとのトラック – 1つの動画ファイル内に複数の音声トラック(例:トラック1=マイク、トラック2=ゲーム/システム音声)。
StreamYardは特に前者が得意で、ローカル録画を使うことでスタジオ内の各参加者ごとに分かれた音声ファイルが得られます。(StreamYard Help Center)
StreamYardで画面録画と個別音声を同時に録るには?
プレゼンター主導の画面録画+各参加者ごとの音声分離を実現したい場合の実践的なワークフローは以下の通りです。
-
ライブ配信せずに録画スタジオを作成する。
- StreamYardで録画セッションを開始(配信は不要)。
- ライブ配信と同じスタジオが開きますが、録画専用です。
-
画面共有とレイアウトを自在にコントロール。
- 画面、ウェブカメラ、ゲストを取り込み、レイアウトでコンテンツを中心に配置できます。
- レイアウトはリアルタイムで変更できるため、実質「ライブ編集」している感覚で、後編集の手間が減ります。
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ローカル録画を有効にして各人の音声を分離。
- ローカル録画をオンにすると、各参加者の映像と音声がそれぞれの端末で録音・アップロードされ、後で個別ファイルとしてダウンロードできます。(StreamYard Help Center)
- 各参加者ごとにWAVなどの音声ファイルが得られるため、ポッドキャスト編集に最適です。
-
マイクと画面音声を独立して操作。
- スタジオ内でマイクと共有画面の音声を個別に調整・ミュートできます。
- 例えばデモ動画の音量だけ下げて、自分の声をクリアに保つことも可能です。
-
各トラックをダウンロードして編集。
- セッション終了後、合成動画と個別のローカル音声ファイルをダウンロード。
- Premiere Pro、Final Cut、DaVinci Resolveなどに取り込んで自由にミックスできます。
無料プランではローカル録画の時間制限がありますが、有料プランなら実質無制限で利用でき、定期的な制作にも安心です。(StreamYard Help Center)
1台のPCでStreamYardのマイク音声とシステム音声を分けて録音するには?
日本の多くのクリエイターが求めるのは、「マイク音声」と「システム音声(アプリ音、YouTube、ゲーム音など)」を別トラックで録音することです。
StreamYardでは、主に2つの方法があります:
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シンプルな方法(多くの人に十分):
- StreamYardの内蔵コントロールでマイクと共有画面の音声バランスを調整。
- ローカル録画を有効にしておけば、ネットや合成映像の状態に関係なく高品質な自分の音声トラックが残ります。
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上級者向け(Mac & Windows):
- MacならLoopback、WindowsならVoicemeeterなどの仮想オーディオルーターを使い、システム音声をStreamYardに別ソースとして入力。(StreamYard Help Center)
- StreamYard内でこのシステム音声を「ゲスト」として扱い、録音中にミュートやソロ、音量調整が可能です。
この方法なら、StreamYardのブラウザスタジオ、レイアウト、ブランドオーバーレイ、プレゼンターノート(自分だけが見える)などの利点を保ちつつ、システム音声の録音・ミックスも細かく制御できます。
画面録画時にOBSで音声トラックを分けるべきケースは?
OBSは、複雑なシーン構成や複数音声トラックを1つのファイルに録音できる高機能デスクトップアプリです。(OBS Studio)
「1台のPCでゲスト不要、マイクとシステム音声を編集用に分けて録音したい」という用途ならOBSが向いています。
基本的なOBSマルチトラック録音ワークフロー:
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音声ソースを設定。
- OBSでマイクやデスクトップ/システム音声など個別の音声ソースを追加。
-
高度な出力&マルチトラック録音を有効化。
- 設定→出力で「高度」モードに切り替え、最大6トラックまで音声トラックを有効に。(OBS Project KB)
- 例:マイクをトラック1、システム音声をトラック2に割り当て。
-
対応する録画形式(コンテナ)を選択。
- OBSではマルチトラック録音にはMKV形式が推奨されます(すべての形式が複数トラック対応ではありません)。(OBS Project KB)
-
録画&編集。
- 録画したMKVには複数の音声トラックが含まれます。
- 多くの動画編集ソフトで各トラックを個別に読み込めますが、シンプルなメディアプレイヤーでは1トラックしか再生されない場合もあるのでご注意ください。(OBS Project KB)
StreamYardと比べて、OBSは1台のPCでソースごとに細かく制御できますが、初期設定やPC性能、ローカルファイル管理の手間が増えます。
Loomは画面録画時に音声トラックを分けて録音できる?
Loomは、詳細な音声編集よりも素早い非同期共有に特化したサービスです。
Loom公式ガイドによると:
- Chrome拡張は1つのブラウザタブの内部音声のみ録音(PC全体のシステム音声は不可)。(Loom Support)
- デスクトップアプリはPC上のアプリ音声も録音できますが、最終的にはマイクとシステム音声が1つのトラックにミックスされます。(Loom Support)
「音声を分けて録音したい」という目的なら、Loomは基本的に適しません。StreamYardやOBSと併用する“お手軽共有”用途と考えましょう。
日本国内チームでのコスト・導入比較は?
個人利用なら無料プランや単発インストールが魅力ですが、チーム利用ではコスト計算が変わります。
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StreamYard
- 無料プランでも画面録画やローカル音声分離を小規模プロジェクトで試せます。
- 日本向け有料プランは月数回のランチ程度の価格から利用でき、ワークスペース単位の課金なので、1人ずつ課金するツールよりチーム全体のコストが抑えやすいです。(StreamYard Pricing)
- クラウド録画、ローカルマルチトラック録音、ブランドオーバーレイ、横長・縦長両対応の出力も同一セッションで利用可能。
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OBS
- 完全無料(サブスクリプション不要)ですが、初期設定やPC性能、ローカルファイル管理の手間がかかります。(OBS Studio)
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Loom
- 無料枠は録画時間や動画数に厳しい制限があり、有料プランはユーザーごとの課金なので大人数チームではコスト増に注意。(Loom Pricing)
複数人で繰り返しブランド付き画面録画&音声分離が必要なチームには、StreamYardがコスト・手軽さ・柔軟性のバランスで最適です。
おすすめまとめ
- デフォルトはStreamYard:デモや研修、ゲスト付きポッドキャストなどで、各参加者ごとに高品質な音声を分離したい場合、複雑なソフトに悩まず使えます。
- StreamYard+仮想オーディオルーティング:1台のPCでシステム音声も分離したい場合は、LoopbackやVoicemeeterと組み合わせましょう。
- OBS:ゲーム+マイクなどソースごとにマルチトラック録音したい場合や、技術的な設定に慣れているなら高性能PCでOBSを活用。
- Loom:音声分離が不要な一発撮り・非同期動画にはLoomをサブ的に使い、メインのマルチトラック録音にはしないのがおすすめです。