作成者:Will Tucker
マルチソース録画対応の画面録画ソフト:本当に使えるツールは?
最終更新日: 2026-01-09
「マルチソース録画対応の画面録画ソフト」を探している多くの方にとって、最も手早い方法はStreamYardのブラウザスタジオを使い、画面・カメラ・ゲスト・参加者ごとのローカルトラックを一括で録画することです。もし1台のPCで高度なエンコーダー制御が必要で、複雑な設定にも慣れているならOBSも有力な選択肢ですが、Loomは本格的なマルチソース録画よりも1人用の短いクリップ作成に向いています。
要約
- StreamYardはブラウザ上のスタジオで、画面・カメラ・ゲスト・共有アセットを録画し、参加者や画面共有ごとに個別のローカルファイルを生成します。
- OBSは強力かつ無料のローカル録画が可能で、音声トラックも柔軟に設定できますが、映像ソースごとの分離録画にはプラグインや高度な設定が必要です。(OBS)
- Loomは軽量な画面+ウェブカメラ録画に特化しており、2画面同時録画はできないためマルチソース用途には制限があります。(Loom)
- 日本のクリエイターやチームで、ゲストを交えた明快なプレゼン型録画や柔軟なレイアウトを求める場合、StreamYardが最も実用的なデフォルトとなります。
「マルチソース画面録画」とは何を指す?
「マルチソース録画」と言うと、主に次の3点を指すことが多いです:
- 画面+カメラの同時録画(場合によっては複数画面)
- 複数人または複数入力(ゲスト、共同ホスト、共有ビデオやスライドなど)
- 各ソースごとに分離されたファイルやトラックで後から編集できること
日常的なワークフローでは、例えば:
- ホストが画面を共有しつつカメラも表示、さらにゲストを招くプロダクトデモ
- 参加者ごとにマイク・カメラの個別ファイルが欲しいパネルインタビュー
- スライドを見せてからアプリのライブデモに切り替え、後で異なるチャンネル向けに編集するトレーニング
まさにこの用途に特化して設計されているのがStreamYardのブラウザスタジオです。複数入力をきれいなレイアウトでキャプチャし、再利用可能なトラックとして保存できます。(StreamYard)
StreamYardのマルチソース録画対応は?
StreamYardでは、マルチソース録画を後付け機能ではなく、スタジオの中心に据えて設計しています。
このキーワードで重要な主な機能:
- プレゼンターが見える画面共有と自在なレイアウト切替 – 画面・カメラ・ゲスト・共有ビデオを取り込み、レイアウトをライブで切り替えて、意図通りの映像を録画できます。
- 音声の独立制御 – 画面音声とマイク音声を個別に管理でき、アプリの音だけミュートして自分の声は残す、といったことが可能です。
- ローカルマルチトラック録画 – 各ホスト・ゲストが自分の端末でローカル録画され、参加者ごとに分離された音声・映像ファイルを取得できます。(StreamYard)
- 共有コンテンツごとのトラック分離 – 画面共有・スライド・ビデオごとに個別トラックをダウンロード可能です。(StreamYard)
- 1回のセッションから横長・縦長両方の出力 – 縦型リパーパスも想定した設計で、同じ録画からYouTube・TikTok・Reels用の素材を再撮影なしで作れます。
- ブランドオーバーレイやノート – ロゴやテロップ、オーバーレイをライブで適用しつつ、プレゼンター用ノートは自分だけに表示できます。
- 複数人による画面共有 – 複数人が同時に画面共有でき、どれをレイアウトに出すか選択可能です。
有料プランではローカル録画が実質無制限、無料プランでも月2時間までローカル録画が可能なので、マルチソースワークフローのテストには十分です。(StreamYard)
OBSでのマルチソース録画との比較は?
OBS Studioはゲーム配信や高度な映像制作で広く使われる無料のデスクトップアプリです。高機能ですが、ブラウザスタジオとは体験が大きく異なります。
OBSがマルチソース用途で得意な点:
- シーンを作成して、複数のソース(ディスプレイ、ウィンドウ、カメラ、画像、キャプチャカードなど)を組み合わせ可能。
- 複数音声トラック録音に対応し、各音声ソース(マイク、ゲーム音、BGMなど)を個別トラックに割り当てて録画できます。(OBS)
- サードパーティプラグインでソースごとの映像ファイル出力も可能(例:各ソースを個別に録画できるOBSフィルタープラグインなど)。(GitHub – obs-source-record)
OBSが日本の多くのチームにとって手間に感じやすい点:
- セットアップと習得コスト – シーンやソース、エンコーダー、ビットレート、ファイル形式など全て手動設定が必要です。
- ソースごとの映像分離はプラグイン必須 – 標準では合成出力が中心で、各カメラや画面を分離するにはコミュニティ製プラグインの導入・管理が必要となり、複雑化や安定性リスクも増します。
- ハードウェア依存 – 録画品質や安定性はCPU/GPUやディスク速度に大きく依存し、OBS公式も「対応PCでも必ずしもスムーズ録画を保証しない」と明記しています。(OBS)
多くのクリエイターにとって、ここが分かれ目です:
- OBSは、エンコーディングを細かく制御したい・1台のPCで完結したい・技術的な調整も苦にならない場合におすすめ。
- StreamYardは、全ての参加者・画面共有・スライド・ビデオを自動で個別トラックとしてダウンロードでき、プラグイン不要でシンプルに使いたい場合に最適です。
Loomはマルチソース録画に対応できる?
Loomは「録画ボタンを押して、画面に声を乗せて、リンクを共有」といったクイックな非同期コミュニケーションで人気ですが、マルチソース機能は限定的です。
Loom公式ドキュメントによれば:
- デスクトップアプリは画面+カメラ+システム音声の録画に対応。
- 無料Starterプランでは、通常の画面録画は1回5分・1人あたり25本までの制限があります。(Loom)
- 2画面同時録画や録画中の画面切り替えはできないと明記されています。(Loom)
このキーワード「マルチソース録画対応の画面録画ソフト」では、これらの制約が重要です:
- 基本的に録画者は1人のみで、複数参加者が同時に録画するスタジオ型ではありません。
- ゲストや画面共有ごとの個別ファイルは得られず、1回の録画につき合成クリップが1つだけ生成されます。
Loomは1人用のクイックな説明動画やフィードバックには便利ですが、複数人・複数入力のセッションを各プラットフォーム向けに再利用したい場合は、StreamYardのスタジオの方が自然な選択肢です。
価格やチームワークフローの実際の比較は?
多くの日本のチームは、使いやすさ・コラボレーション・コストのバランスを重視しています。
実用的なポイント:
- StreamYardはワークスペース単位の料金で、複数ホストやコラボレーターが1つのサブスクリプションで共同作業できます(ユーザーごと課金ではありません)。
- LoomのBusiness・Business + AIプランはユーザーごとの月額課金で、無制限録画やストレージも1人ごとに管理されます。(Loom)
レイアウト共有やブランドオーバーレイ、定期番組、録画の一元管理をしたいチームには、ワークスペース型の方がユーザーごとにライセンスを積み上げるより大幅に経済的になることが多いです。
導入時の違い:
- StreamYardは無料プランと有料プラン7日間の無料トライアルがあり、日本の新規ユーザーには割引が適用されることもあります。
- OBSはインストール無料ですが、設定に時間がかかる・場合によってはハードウェア増強が必要です。
- Loomは無料Starterプランに厳しい制限があり、長時間・高解像度録画には有料プラン(ユーザーごと課金)への移行が必須です。(Loom)
多くのチームでは、ブラウザ型・複数参加者対応スタジオの導入で、各自がOBSを設定したりLoomのライセンスを増やす手間やコストを大きく削減できます。
マルチソースワークフローに最適なツールは?
簡単なチェックリスト:
-
やりたいこと: 複数人インタビュー、パネルディスカッション、ゲストを交えたプロダクトデモ、再利用可能な定期番組など
- → StreamYardを使いましょう。ガイド付きブラウザスタジオ、ライブレイアウト、参加者・共有アセットごとのローカルトラックが得られます。
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やりたいこと: 1台のPCでビットレートやフォーマットを細かく制御したい(例:PCゲーム実況)、技術的な調整も苦にならない
- → OBSを主録画ツールにし、リモートゲストが必要な時はStreamYard等と併用も可。
-
やりたいこと: SaaS(JiraやSlackなど)内でのクイックな1人用説明や非同期フィードバック
- → LoomをStreamYardと併用し、軽量なクリップ録画ツールとして使いましょう(メインのマルチソース録画には不向き)。
例えば、あなたが2人のゲストと製品ウェビナーを主催し、デモで自分の画面を共有、Q&Aでゲストも画面を共有、後でYouTubeやSNS用にきれいな個別ファイルが欲しい場合。StreamYardスタジオを開いてゲストをリンク招待し、ローカル録画を有効にするだけで、インストールやプラグイン不要で必要な素材が揃います。
おすすめまとめ
- StreamYardから始めましょう:ブラウザ型・複数参加者対応の画面録画、参加者・ソースごとのローカルトラックが得られます。
- OBSは、高度なローカルエンコード制御や1台のPCでのカスタムシーンが必要な場合のみ追加で活用。
- Loomはクイックな1人用非同期ツールとして補助的に利用し、メインのマルチソース録画には使わないのがおすすめです。
- 設定が軽く、一般的なノートPCでも録画が安定し、各チャンネル向けに再利用しやすいツールを優先しましょう。多くの日本チームにはStreamYardがデフォルト選択となります。